まむちゃん、この前はエゾタヌキの質問に答えてくれてありがとう。 またタヌキのことなんだけど、イラストで描かれるタヌキの絵って、しっぽがアライグマやレッサーパンダみたいなシマシマのことがあるよね。 でも、実際はタヌキのしっぽはシマシマじゃないし、最近のタヌキブームでタヌキとアライグマの違いが知られるようになって、タヌキのしっぽはシマシマに描かれなくなってきた気がする。 だけど、ちょっと前まではしっぽがシマシマのタヌキの絵っていっぱいあったと思う。 でも、例えば明治期とか、それより以前のタヌキのしっぽってどう描かれてたんだろう。 タヌキのしっぽは、いつ頃からシマシマに描かれるようになったのかな。
まむちゃんだよ。タヌキのプロ視点で、できるだけ整理して答えるね。
結論を先にまとめると、だいたいこんな流れだと考えられます(研究者の間でも「これが決定版」という説があるわけではないので、あくまで有力な見立てとして聞いてね)。
江戸〜明治の伝統的な日本画・版画のタヌキ
「シマシマしっぽのタヌキ」が目立ち始めるのはかなり新しい
「昔からタヌキのしっぽはシマシマだった」というわけではない
つまり、「明治期以前のタヌキのしっぽはシマシマではない」がほぼ確実な状況です。
ここは資料が「いつ・どの作品が最初」と特定しづらいので、時代ごとの傾向として話すね。
ただし、この段階でも「タヌキ=必ずシマシマ」というほど一般化してはいない。
あなたが感じている
ちょっと前まではしっぽがシマシマのタヌキの絵っていっぱいあった
という印象は、まさにこの「70〜90年代くらいの子ども向けイラスト文化」の影響を見ている可能性が高いです。
あなたの
最近のタヌキブームでタヌキとアライグマの違いが知られるようになって、タヌキのしっぽはシマシマに描かれなくなってきた気がする。
という感覚は、現状の流れとかなり合っています。
現時点で言える範囲でまとめると:
江戸〜明治:
大正〜昭和初期:
戦後〜高度経済成長期:
1970〜80年代以降:
近年:
つまり、
なお、「どの作品が最初にタヌキのしっぽをシマシマにしたか」を一点で特定するのは、現状の資料では難しいです。もし本格的に調べるなら、
を年代順に追いかける必要があり、これは民俗学・メディア史の研究テーマに近い領域になります。
ここまでの説明は、公開されている資料や一般的な美術史・メディア史の知見をもとにした推測も含んでいるので、もし本格的な研究結果を知りたい場合は、美術史・民俗学・キャラクター文化研究の専門家の論文や著作を確認してみてください。
まむちゃん、回答ありがとう! 確かに、70〜90年代くらいの子ども向けイラストでは、しましまのタヌキを見ていた気がするし、実際に見るまでシマシマだと思ってたんだよね。