電動草刈り機で「どの太さまで刈れるか」は、機種・刃の種類・電源方式(コード式/充電式)でかなり変わります。
ここでは一般的な目安をプロ目線で整理します。
1. ナイロンコード式(紐で刈るタイプ)
家庭用電動草刈り機で一番多いタイプです。
- 対象:芝生・柔らかい草・一年草中心
- 太さの目安:茎の直径 3~5mm程度までが現実的な範囲
- それ以上になると:
- 切れにくい
- コードがすぐ削れて短くなる
- モーターに負荷がかかる
※ススキやセイタカアワダチソウなど、やや太い草でも「立ち枯れで乾いている」「根元が細い」場合は刈れることがありますが、安定して狙えるのは5mm前後までと考えた方が安全です。
2. 金属刃(チップソー・平刃)付き電動草刈り機
電動でも、丸ノコのような金属刃が付けられるタイプがあります。
- 対象:雑草+細い低木・笹・竹の細いものなど
- 太さの目安:
- 一般的な家庭用・軽量タイプ:10mm前後まで
- ハイパワーなプロ向け電動(36V~40Vクラス):15mm程度までなら現場でもよく切っています
ただし、以下は注意が必要です。
- 「切れる」=「安全に推奨できる」とは別
メーカーの取扱説明書では、ほとんどが「草・雑草用」であり、木質の枝や竹は想定外の場合があります。
- 無理に太い枝(20mm以上)を切ると:
- キックバック(急な跳ね返り)で非常に危険
- モーター焼損・ギア破損の原因
- 刃の欠け・飛散による事故
3. 実務的なプロの使い分け目安
現場での感覚としては、電動草刈り機で安全に作業するなら:
- ナイロンコード:草・茎 5mm以下
- 金属刃付き電動:草・笹・細い枝で 10~15mm程度まで
- それ以上の太さ(20mm超の枝・竹・木)は:
- チェーンソー
- 刈払機でも排気量の大きいエンジン機+専用刃
など、別の機械を使うのが基本です。
4. 確認しておくと良いポイント
正確に判断するには、以下を確認してください。
- お使い(または購入予定)の機種名・メーカー
- 刃の種類
- ナイロンコード
- 金属刃(チップソー・平刃・笹刈刃など)
- 電源・電圧
- AC100Vコード式
- 18V/36V/40Vなどの充電式
取扱説明書に「対象物(草の種類)」や「用途」が書かれているので、それを超える太さの木質のものは基本的に避けるのが安全です。
まとめると、一般的な電動草刈り機で安全に狙える太さは、
- ナイロンコード:~約5mm
- 金属刃付き電動:~約10~15mm
を目安にしてください。
実際の機種によって差があるため、最終的にはメーカーの仕様と、専門家(販売店や造園業者)の意見も確認することをおすすめします。