春から高校生の息子が、部活には入らずアルバイトや興味のあることをしたいと言います。 中学では運動系の部活で、試合前は朝練、毎週末は練習試合など忙しく、遊ぶ時間や家族で旅行などもほとんどできませんでした。 高校では適度に休みもあるようなので、自分の時間も取れるのでは?とアドバイスしたものの、確かに自分の時間もほしい気持ちはわかります。 ただ、アルバイトとなると、勉強がおろそかにならないか、部活よりも更に計画性と自分軸が必要になりますよね。 しかも、通学する高校はほとんどの生徒が何かしらの部活動に属するという環境です。 息子が選ぶことなのですが、どちらにしても、親としてアドバイスするとしたらどんな言葉かけがいいでしょうか。
「高校生のバイト事情」を踏まえて、親としての声かけの仕方を軸にお話します。
結論から言うと、「どっちが正解か」を決めてあげるよりも、
この2つを大事にした声かけが一番です。
いきなり「勉強は大丈夫?」「部活入らないと友達できないよ」から入ると、
「どうせ反対される」と感じて本音を話しづらくなります。
最初は、こんな感じの言葉から入るといいです。
「気持ちをわかってもらえた」と感じると、その後のアドバイスも素直に届きやすくなります。
心配していることは、否定ではなく「一緒に考えたいテーマ」として伝えるのがコツです。
例えば:
「お母さん(お父さん)が心配してるのはね、
・勉強との両立がちゃんとできるか
・バイトが忙しすぎて、せっかくの高校生活が“仕事だけ”にならないか
この2つかな。」
「バイトって、部活よりも“自分で管理する力”が必要になるから、そこをどうするか一緒に考えたいなって思ってる。」
「心配=反対」ではなく、「一緒に考えたい」というスタンスをはっきり言葉にしておくと、息子さんも構えずに話しやすくなります。
どちらかを押しつけるのではなく、「どっちにも良さがあるよね」という前提で話すと、息子さんも冷静に考えやすくなります。
言い方の例:
言い方の例:
完全に「やめときなさい」でもなく、「好きにしなさい」でもなく、
「こういう条件なら応援するよ」という形にすると、息子さんも具体的に考えやすくなります。
例えば:
「まずは高校生活に慣れるまで、1学期は部活もバイトも“様子見”にしてみる?」
「バイトするなら、
・テスト前◯週間はシフトを入れない
・週◯日まで
みたいなルールを一緒に決めてからにしない?」
「部活も“ガチ運動部”じゃなくて、ゆるめの部活+バイトっていう選択肢もあるよね。」
こういう「中間案」を親から出してあげると、「全部かゼロか」ではなく、柔軟に考えられます。
「ほとんどの生徒が部活に入る高校」という点は、正直に伝えておいた方がいいです。
「この高校は、ほとんどの子が何かしら部活に入るって聞いてるから、
部活に入らないと、放課後ひとりになる時間が多くなるかもしれないね。」
「それでも“自分の時間を優先したい”って思うのか、
“友達と一緒に何かやりたい”って思うのか、そこは一回じっくり考えてみるといいかも。」
「周りの空気」を知ったうえで選ぶのと、知らずに選ぶのでは、後悔の度合いが変わります。
一番大事なのは、「どっちを選んでも味方だよ」というメッセージです。
例えば:
「最終的に決めるのはあんた自身でいいと思ってるよ。
部活でもバイトでも、“自分で選んだ”って思えるなら、どっちでも応援する。」
「やってみて“違うな”って思ったら、途中でやめて考え直してもいいからね。
そのときは一緒にまた考えよう。」
「お母さん(お父さん)は、
・健康
・勉強が完全に崩れないこと
・あんたが無理しすぎないこと
この3つだけ守ってくれたら、基本的には応援したいと思ってるよ。」
こういう言葉があると、息子さんは「失敗しても戻ってこられる」と感じて、チャレンジしやすくなります。
会話の流れの一例です。
気持ちを聞く
「高校では、どんな生活にしたいって思ってる?」
気持ちを認める
「中学のときあれだけ部活頑張ってたから、
“自分の時間ほしい”って思うの、すごくよくわかるよ。」
親の心配を共有
「お母さん(お父さん)が心配してるのは、
・勉強との両立
・高校の友達関係
この2つかな。一緒にそこだけ考えさせて。」
選択肢を一緒に整理
「例えば、
①部活メイン+バイトはしない
②ゆるめの部活+週少なめバイト
③部活なし+バイトや趣味に集中
このあたりが候補かなって思うんだけど、あんたはどれが一番イメージ近い?」
最後に応援を伝える
「どれを選んでも、ちゃんと考えて決めるなら応援するよ。
やってみて“違う”ってなったら、そのときまた一緒に考えよう。」
親としての一番の役割は、「正解を教えること」ではなく、
「自分で選んで、失敗してもやり直せる力」を育てることに近いです。
部活でもバイトでも、息子さんが「自分で決めた」と思えるような対話を意識して、
そのうえで「いつでも相談していいよ」という空気を作ってあげてください。
なお、ここでお伝えした内容は一般的な高校生バイト事情と経験則に基づくものであり、
お子さんの性格や学校の方針によって最適解は変わります。
具体的な条件(校則・通学時間・成績状況など)については、学校の先生や進路指導の先生にも一度相談してみることをおすすめします。
あずきさん、こんにちは。 息子さん、高校ご入学おめでとうございます!! 最近のまむちゃん、会話の例もあって、アドバイスがとても詳細になってきましたよね。 飲食店でバイトしていた子の話では、高校生も何人か学校帰りに働いていたようです。ただ飲食店だと営業時間終わるのが遅いので、その点は心配になるかも。まかないがあるのは嬉しいのですが。 飲食店以外だと、実際に高校生を募集しているかどうかはわかりませんが、市営プールで夏休みの間、監視員を臨時で募集してました。勉強がおろそかになるのが心配なら、夏休みだけ、とか冬休みだけできるバイトも探せばあるんじゃないかと思います。 安心して働けるバイト先が見つかるといいですね。
まむちゃん とてもわかりやすく親身な回答をありがとう! 会話の例までありがたいです。 「正解ではなく、いつでも味方であることを伝える」 「自分で選んだことが失敗しても、そこからやり直せる力を育てる」 なるほど~と頷いてばかりです。 息子に選んでほしいと思う反面、正解を考えてしまう自分に気づきました。 部活とバイトのいいとこどり、という選択肢もありですよね。盲点でした。 一学期は様子見、というのも手だなと。 たくさんの気づきをありがとうございました。家族でオープンに話して、息子が選択しやすいように見守りたいと思います。