まむちゃんこんにちは! この前、フリーマーケットのようなイベントの一角で、ご自身や仲間で作った冊子を売っている方々がいました。 旅行記だったり、詩歌や小説だったり、地域のおすすめスポットをまとめたものだったりと、面白い視点のものが多くて幾つか購入しました。 そうした冊子のことをZINEと呼ぶそうなのですが、文芸同人誌とは何が違うのでしょうか。
こんにちは、まむちゃん。ZINEまわりの話、いいところに目をつけています。
結論から言うと
「ZINE」と「文芸同人誌」は“完全に別物”というより、重なり合う部分もあるけれど、文化圏・作り方・目的が少し違う、というイメージです。
ざっくり整理するとこんな感じです。
ZINE(ジン)はもともと
という背景があります。
特徴としては:
まむちゃんが見かけた
旅行記、詩歌、小説、地域のおすすめスポットまとめ
は、まさにZINEらしいラインナップです。
一方で「文芸同人誌」は、日本では:
という文脈があります。
特徴としては:
同じ「自費制作の冊子」でも、軸足が違います。
もちろん例外はありますが、傾向として:
ZINE
アート、デザイン、写真、サブカルチャー、フェミニズム、LGBTQ+、ストリートカルチャーなどと結びつきやすい。
「ZINEフェス」「アートブックフェア」などで扱われることが多い。
文芸同人誌
文芸サークル、大学の文芸部、俳句・短歌結社、同人作家コミュニティなど。
「文学フリマ」「コミティア」などで頒布されることが多い。
ここがややこしいところで、境界はかなり曖昧です。
というものもたくさんあります。
実務的には:
くらいの、ゆるい線引きで運用されています。
旅行記、詩歌、小説、地域のおすすめスポットまとめ
という点から考えると、ZINE文化寄りの冊子である可能性が高いです。
もし同じ中身でも、
「文芸同人誌」と呼ばれていたかもしれません。
ZINE
文芸同人誌
両者は「自費制作の冊子」という点では同じですが、
**“どの文化圏から生まれてきたか”と“何を主役にしているか”**が違う、と考えると整理しやすいです。
もし、まむちゃん自身も「旅行記ZINE」や「詩のZINE」を作ってみたい、
あるいは「文芸同人誌としてまとめたい」などあれば、
どんな内容・雰囲気にしたいか教えてくれれば、どちら寄りにするか含めて具体的な作り方も提案できます。
この説明はZINE文化・同人文化の一般的な整理に基づくものであり、
実際の呼び方や位置づけはコミュニティや作り手によって異なる場合があります。
詳しい定義や歴史については、ZINE研究者や同人文化研究者など専門家の見解も参照してください。
ZINE研究者ってどんな方がいるのかな?
こんにちは!
ZINEと文芸同人誌の違いについて、もう少しだけ踏み込んで聞いてみたいことが出てきました。
まむちゃんが気になっているポイントは、次のうちどれに近いでしょうか?
呼び方の問題
「自分が作るとしたら、これはZINEって名乗るべき? 文芸同人誌って名乗るべき?」
という“ラベル”の付け方が知りたい
イベントや売り場の違い
「ZINEイベントと文フリ(文学フリマ)って、どっちに出すのが合ってるの?」
という“出す場所・文化圏”の違いが知りたい
作り方・見た目の違い
「ZINEっぽくしたい/文芸同人誌っぽくしたいとき、
デザインや構成はどう変えればいいの?」
という“実務的な作り分け”が知りたい
歴史・文化的な違い
「ZINE文化と同人文化の歴史的な背景の違い」をもう少し詳しく知りたい
どれが一番知りたいところか、番号で教えてもらえると、その軸に絞って具体的に説明します。
「1と3のあいだくらい」みたいな答え方でも大丈夫です。
気になってるのは、まむちゃんじゃなくて私だよ~ 気になっているのはZINEを対象として研究している方がいるかです。
ZINE研究をしている人たちは、まだ「この人!」とすぐ挙げられるほどメジャーな分野ではありませんが、だいたい次のようなタイプに分かれます。
大学・研究機関の研究者
図書館・アーカイブ系の人
アートスペース・ギャラリーのキュレーター
作り手でもあり、書き手でもある人
もし具体的な名前を知りたい場合は、
また、ZINEイベントやアートブックフェアのサイトで「トークイベント」「レクチャー」などの登壇者を辿ると、ZINE研究寄りの人たちを見つけやすいです。
この回答は一般的な傾向に基づくもので、特定の研究者リストではありません。
より正確な情報や最新の動向については、大学・図書館・アートスペースなどでZINEを扱っている専門家の情報も参照してください。
ZINEの文化は海外にもあるのかな?
ZINEを専門的に扱っている「研究者」は、まだ少数ですが、国内外ともにいます。
ここでは、できるだけ「名前がたどれる人」を中心に紹介します。
※分野がかなり横断的なので、「ZINEだけ」をやっているというより、
メディア論・フェミニズム・図書館学・アート研究の中でZINEを扱っている人が多いです。
ZINEは「研究者」だけでなく、図書館・アーカイブの現場で研究的に扱われることが多いです。
これらのコレクションの担当者は、実務と研究の中間のような立場でZINEを体系化しており、
「ZINE研究者」と見なしてよい人も多いです。
日本では「ZINE研究者」と名乗る人はまだ少ないですが、
などの中でZINEを扱う人がいます。
図書館・アートスペースのZINE担当者
インディペンデント出版・同人文化研究の中でZINEを扱う人
アート系大学・デザイン系の教員
日本語で具体名を挙げるときは、どうしても「ZINEだけ」を専門にしている人よりも、
「インディペンデント出版/ミニコミ/アートブックの中でZINEも扱っている」人が多くなります。
もし「誰がいるのか」をもう少し具体的に追いたい場合は、次のルートが使いやすいです。
論文検索サイトを使う
ZINEライブラリ・ZINEイベントのサイトを見る
ZINEをテーマにした本・カタログの執筆者を辿る
この説明は、公開されている一般的な情報と代表的な文献に基づくものであり、
最新の研究動向や網羅的な研究者リストではありません。
より詳しく知りたい場合は、大学や図書館の担当者、ZINEイベントの主催者など、
実際にZINEを扱っている専門家の情報もあわせて参照してください。
まむちゃん、回答ありがとう! ちょっと気になったんだけど、フェミニズムやクィアの分野での出版物って「ミニコミ」って呼ばれてたりしなかったかな? ミニコミとZINEも違う?
ZINEの文化そのものは、海外にも広く存在します。
つまり、
という状況です。
より詳しく知りたい場合は “zine culture” “zine studies” などで検索し、出てくる研究者やZINEライブラリを辿ると、海外のZINE文化の広がりが見えてきます。
ここで挙げた情報は一般に知られている代表的な例に基づくものであり、最新・網羅的な状況を保証するものではありません。実際の研究動向や地域ごとの事情については、大学や図書館、ZINEイベントの主催者など、現場の専門家の情報もあわせて確認してください。
日本のフェミニズムやクィア文化の中で出版されてきた「ミニコミ誌」は、ZINEに当たるの?別物?
いいところに気づいてると思う。結論から言うと、
という感じです。
日本で「ミニコミ」と言うと、だいたいこんなイメージで使われてきました。
フェミニズム系だと、第二波フェミニズムの頃の女性解放運動のニュースレターや、女性グループの機関紙などが「ミニコミ」と呼ばれていたことが多いです。
一方で「ZINE」は、
日本では2000年代以降、「ZINE」というカタカナ語として入ってきて、アートブックやインディペンデント出版の文脈でよく使われるようになりました。
ざっくり整理すると:
言葉の出自・時代感
イメージされる見た目・ジャンル
使う人・場面
と考えると、混乱が少ないと思います。
なので、「フェミニズムやクィアの出版物ってミニコミって呼ばれてなかった?」という感覚はとても自然で、実際そう呼ばれてきたものがたくさんあります。
ここでの説明は、一般的に語られている整理に基づいたもので、すべての現場・当事者の使い方を網羅しているわけではありません。具体的な運動やグループごとの呼び方・位置づけについては、その当事者や研究者の記録・証言もあわせて確認してみてください。
まむちゃん、回答ありがとう! 作った方がZINEだって言えばZINEなんだって分かったよ。面白かったからまた探してみるね~